沼津駅周辺の地図を見ていたらいかにも鉄道の跡っぽいカーブを描いた遊歩道を見つけました。
気になってみたのでネットでこの遊歩道の事を調べ、その後サイクリングしました。
【目 次】
沿 革
この遊歩道について調べてみると、元は沼津駅と沼津港を結ぶ貨物線「国鉄沼津港線」であり、明治２０年（1887年）から昭和４９年（1974年）まで約９０年間貨物線として運用されました。
昭和４９年（1974年）８月に廃線後、旧線跡に昭和５１年（1976年）から５６年（1981年）にかけて緑道が整備され、「蛇松緑道」として生まれ変わり、散歩など市民の憩いの通りとなっています。
下図の赤線の部分が旧線跡です。
（範囲が広いため２つの航空写真を貼ります）
緑道の紹介
緑道の始点（東海道本線寄り）には、「蛇松緑道」と大きく書かれた木製の看板があります。
この先は緑道が続きます。
途中に歩道橋があります。
歩道橋を渡ってしばらくの間先に進んでいきます。
途中にある押ボタン式信号機はボタンを軽くタッチするだけで反応するタイプです。
このようなタイプは初めて見ました。
また、懐かしい横断旗も設置されています。
この押ボタン式信号機を渡った先に沼津市による蛇松緑道を紹介する看板が設置されています。
先に進んで行くと途中に遊具や広場を持つ広い公園があり、その中を進んでいきます。
遊歩道が出来てから経年が過ぎているのか路面がガタガタな所があります。
公園を抜けると、狩野川手前の蛇松広場に着きます。
この広場はきれいに整備されています。
かつて貨物輸送で使用されてたであろう機関車の車輪がモニュメントとして展示されています。車種は不明です。
広場には蛇松緑道についての説明文、旧国鉄沼津港線の路線図及び廃線より前の写真が展示されています。
かつて旧国鉄沼津港線は狩野川方面と沼津港方面の二方向に分かれていました。
一旦、公園の広場の所へ戻り、そこから分岐されている沼津港方面へ向かいます。
下図のオレンジ色の線の部分が旧線跡で、そこを進んでいきます。
分岐点付近は道路上に線路が残っています。
先に進むと遊歩道に入ります。
整備された路面と線路が一体化してます。
遊歩道を進むと歩道と合流し、さらに進むと沼津港前の魚市場に着きます。
魚市場にはいろいろな店が建ち並んで見どころがあります。
沼津港から海岸沿いに西へ進むと千本浜公園があります。
天気が良ければ遠くに富士山の山頂が見えます。
千本浜公園から見た夕日です。
今回は以上となります。
ご覧いただきありがとうございました。
おまけ
今回紹介した蛇松緑道をサイクリングした時の動画です。
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